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例年、11月の酉の日に実施され、この日は「一の酉」。午前零時に始まり、境内の約70店に大小さまざまな熊手が所狭しと並んだ。招き猫や七福神、おかめや来年の干支うさぎなど縁起物の飾りが彩る。参拝客が購入するたび、三本締めの手拍子と声が響いた。
熊手商「花嶋」の売り子、羽部はべ耕一さん(48)は「去年までコロナでお客さんが減っていたので、これをきっかけに活気が戻ってくれば」と期待。前橋市から訪れた幼稚園長の大滝英美さんは「来年も良い年になり、園児や家族が幸せに生活できますように」と願いを込めていた。二の酉は16日、三の酉は28日にある。(浜崎陽介)
東京新聞 2022年11月4日 18時48分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/212023