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故ジャニー喜多川氏による性加害を会見で認めたジャニーズ事務所に逆風が吹いている。テレビ各局がジャニーズについてコメントを発表した中で、とりわけ厳しい立場を示したのがNHKだ。これによりジャニーズが多くの〝枠〟を持っていた大みそか「紅白歌合戦」の出場数大幅減どころか、ゼロというのも現実味を帯びてきた。
性加害問題が社会的関心事となる前、2023年はジャニーズ紅白になるとみられていた。大河ドラマ「どうする家康」で松本潤が主演していることから、松本が司会で、嵐のメンバーも集まり、後輩グループもステージで盛り上げると予想されていた。
しかし、そんな筋書きは崩れてしまった。もちろん理由はジャニー氏の性加害問題だ。「ここ10年以上、ジャニーズは毎年5~6組ぐらい出場していましたが、確実にその数は減るでしょう。司会についても松潤や他のジャニーズタレントでないことはほぼ間違いない」(芸能プロ関係者)
ジャニーズ事務所が7日に会見を開いた後、テレビ各局はコメントを発表した。各局とも「性加害は許さない」という立場は同じだが、日本テレビとテレビ朝日は早々に所属タレントの出演に関して「変更なし」とした。
一方、NHKはより厳しい姿勢だ。「NHKでは、出演者の起用については、番組の内容や演出に合わせて、ふさわしい人を選定してきましたが、今後は、所属事務所の人権を尊重する姿勢なども考慮して、出演者の起用を検討したいと考えております」
所属事務所の問題も、タレントの出演可否の判断材料になるということだ。
「視聴者の受信料で成り立っているNHKは、民放と違って企業スポンサーに影響されることはないですが、受信料を払っている視聴者の声というのは本当に大事なんです。『人権を尊重していないジャニーズのタレントを出すな』という声が多く届けば、それこそ紅白出場ゼロというのもありえます」(音楽関係者)
ジャニーズが占めていた5~6組の枠が開くとなった場合、誰が入ってくるのか。
「元SMAPの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の『新しい地図』はNHKでもレギュラーを持っており、有力です。元ジャニーズの滝沢秀明氏が立ち上げた『TOBE』からは『IMP.』がデビューデジタルシングルで週間1位を獲得した。他にも男性グループとして『INI』『BE:FIRST』は大人気。また、人気急上昇中の演歌第7世代も候補に入ってくるでしょう」(同)
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